ご挨拶ならびにご報告

平素より「選手を支えるフットボールビジネス」セミナーをご愛顧頂きまして、誠にありがとう ございます。
さて、平成18年(2006年)ドイツW杯直後の7月に第1回セミナーを開催してから、数多くの回数を重ねることになりました。これもひとえに、拙い私どもを温かく見守って、辛抱強くお付 き合いくださった皆様のご支援の賜物であり、感謝の念に堪えません。
スタッフ一同心より御礼申し上げます。

毎回セミナー当日の冒頭で同じ説明を繰り返してまいりました。ご参加頂いた皆様には約束いたしました通り、この度弊社ホームページにて、本セミナー開催の経緯・目的・弊社業務の特異性な どの説明文を常時掲載する運びとなりました。お時間がございましたら、是非ご覧になってください。

次回以降もスタッフ一同力を合わせて講義内容を一層充実させるべく、創意工夫、鋭意努力いたす所存でございます。
今後とも末永くご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。

平成21年2月13日

  株式会社ジェブエンターテイメント主催
「選手を支えるフットボールビジネス」セミナー
総合プロデューサー 境 大介
◆弊社業務の特異性

 1999年に弊社代表田邊が日本サッカー協会 公認選手エージェント(以下エージェント)第2回試験を通過して翌年にライセンス取得した時点では、エージェントのビジネスモデルなど存在するはずも なく、第1回試験の合格者数名が手探りでエージェント業務をやり始めた頃でした。

 一体何をやったら良いのかという先の見えない状態で、弊社はエージェントを主たる業務とする 経営方針に転換しました。従って、安定財源として確立していくためにも、選手と長期間の契約をする必要性に迫られたわけです。
しかし、通常エージェント契約は最低2年間と定められているので、移籍目的や年俸交渉目的でエージェントを必要とする選手と契約しても、長期的な契約関係を維持することは難しいことでした。

  また顧客である選手が満足するサービスを提供することで、その対価が売上となるわけですが、 それでは、選手の最大の満足とは一体何でしょうか?

 答えは「選手としてのスキルアップ」に他なりません。分かりやすく言えば「フットボールが上手くなること」です。上手くなることは、選手としての活躍、成長につながります。さらに、 活躍すれば年俸が上がり、より強いチームから必要とされます。商品価値は、年俸や移籍金、 スポンサー契約の格差となって表れます。

 この本質論を受けて、「選手のスキルアップ・人間的成長」を実現することを最たる目的としてピッチ外から手助け可能なあらゆるサービスを創り出して来ました。従って、選手にとって「移籍そのものは目的ではなく、選手の成長のための手段である」というのが、弊社エージェント業務における大切なフィロソフィーなのです。

 「プレーヤーズファースト」弊社では「選手第一主義」と呼んでいますが、全てのスポーツにおいて最優先に尊重しなければならない一番大切な考え方です。 当社事業の特異性で最も顕著なのは、選手は「顧客」であると同時に「商品」でもあることです。
しかし、この商品は単なる無機物と違って取り扱いに注意が必要です。なぜならば、意思を持って言葉をしゃべる人間なのです。

現在契約中の顧客が満足しないものは新規顧客も満足しないので、現契約選手の満足を第一に考え、選手の成長の手助けとなるサービスを追及しつづけて現在に至りました。 その結果、現在の当社の総合マネージメントサービスの形を作っていきました。改良を重ねて近年になって、ようやく体系化することができました。

◆セミナー開催の動機

 当社が代理人業務を開始した2000年以降、地道な努力を重ねて総合マネージメントサービスを確立していった結果として、この業界では、いつの間にか弊社も第一人者として認識されるようになってしまいました。

 ところが、世間では「出る杭は打たれる」という諺があるように、野球界の悪徳代理人のような先入観や偏見、さらには妬みや、身に覚えの無い恨みから、誤解を生み、さらに追い討ちを欠けるかのごとく勉強不足のメディアが世間を煽る記事を書きたてるなど、弊社にとっては辛く悲しい思いをすることが次第に増えてきたのです。

  選手第一主義を貫いて選手の意思を最大限に尊重し、正直さと誠実さをモットーに交渉業務をしてきた弊社のプライドなど、世間一般の認識の前には全く無意味でした。そんなことは有名税みたいなものだから気にするな、と言ってくれる友人も沢山いましたが、バッシングなど直接的に被害を受けてきたのは、いつも矢面にさらされている田邊でした。

  私は同じ経営者でありながら、現場に対して文句ばかり言って、仲間を守ることも出来ない自分の力の足りなさに歯がゆい思いをしてきました。エージェントに対する世間の偏見や先入観を解消して、弊社の本質を理解してもらい、真の代理人業界の第一人者を目指すためにどうすれば良いのだろう?また、弊社所属の選手エージェントの地位向上ならびに企業としての質の向上を図るためにはどうしたら良いのだろう?これらの疑問を一気に解決に導いてくれたのが、本セミナー開催だったのです。

  元フランス代表監督で現在フランス協会会長のロジェ・ルメール氏は「学ぶことをやめたら、教えることをやめなければならない」という指導者の指針ともいえる核心に迫る言葉を残しました。講義する=教えるということは、知識と経験が体系化されている証でもあります。弊社もこれまで選手をピッチ外から指導、援助することで多くのことを学んできました。弊社業務を講義することは、皆さんにとっても、我々にとっても有益となることを信じています。元々代理人業務に特化したセミナーを考えてはいたのですが、我々のような選手と直接関わる 仕事に携わるゲストを招くことで、我々も他のフットボールビジネスを学ぶことができるという
貪欲な発想も加味して、弊社社長で選手エージェントの田邊が本セミナーのタイトルとして「選手を支えるフットボールビジネス」と命名するに至りました。

◆本セミナーの意義・目的

 現在の公認エージェントで、それを生業として生活している人は片手で数えて足りてしまうのが現状です。つまり、過当競争が無いので、弊社の事業は独占的な状態にあるといえます。企業にとって独占的事業は、成功へのショートカットになることは言うまでもありません。しかし、弊社の独占状態は自ら意識的に作り上げたものではなく、年々難しくなる代理人試験や我々同様に
代理人に合格しても何をしてよいのかわからない人、日本の選手が必要性を感じないなど、様々な要因があるのです。

  医者や弁護士などは、過当競争であふれかえっているのが現状で、食べられない人が増えているという話を耳にします。しかし、資格があれば修行する場所は沢山あります。しかし、この業界には経験を積むために格好の職場は無いに等しいのが現状です。しかし、フットボール同様に競争無き所に成長は無く、弊社は過当競争を勝ち残って第一人者として認められたわけではありません。医者や弁護士でも、新たに開業して成功を収めている人は沢山いるし、飲食業を例に挙げれば、焼き肉屋街や中華街など、同業種が増えることが将来的には業界の活性化と質の向上ににもつながると考えています。中華料理屋が沢山あることで中華街全体が栄えて、その中でも多くの顧客に満足のいく料理とサービスを提供したお店が真のトップになれるのと同じことです。

  本セミナーにおいて、総合マネージメントサービスにいおける弊社のフィロソフィーやノウハウを体系化して情報公開していくことこそ、業界先駆者としての弊社の特権かつ使命だと考えております。ノウハウを独占したり、秘密にしたがるのが一般的な企業の姿です。それにしがみ付いたり、挑戦しない保守的な人達が多い世の中で、弊社のノウハウをオープンすることは本当にリスクではないのか?ということも考慮しました。しかし、知恵を絞って時間をかけて蓄積された弊社のノウハウは、他社が簡単に真似できるものでもなく、出来ても作業効率や仕上げのクオリティーに格段の差が生まれることが容易に想像できるのです。時間をかけてフィロソフィーを共有してきた弊社スタッフだからこそ、ノウハウを使いこなしてクリエイティブな作業が可能となるという結論に達したのです。

 さらにセミナーを通じて、フットボールビジネス界や弊社の業務において現実に起こっているルール上の問題点、矛盾点の提起していけば、フットボール文化にダイレクトに貢献できるはずです。

 
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